― 旅ナカ検索を制する者が、訪日客を制す ―
観光業や飲食店にとって、インバウンド需要の高まりは大きなチャンス。
しかし、多くの事業者が「SNSやYouTubeでPRしても、実際にお客さんが来ない」と頭を抱えています。
それ、“旅マエ”だけに力を入れて、“旅ナカ”を取りこぼしていませんか?
いま注目されているのが、MEO(Map Engine Optimization)=Googleマップ上の最適化です。
特に訪日外国人が「今ここで」「近くの〇〇を探す」ときに、一番使われているのがGoogleマップ。
つまり、**インバウンド対策においてMEOは“最前線の導線”**なのです。
目次
Toggle1. なぜ、いまMEOが重要なのか?
まずはMEOがなぜ注目されているのか、その背景から整理しましょう。
訪日外国人の情報収集行動が変化
→ 旅行前のSNSや動画で“行きたい場所”を決め、現地ではマップ検索で「今」行く場所を選ぶ。Googleマップの利用率が圧倒的
→ AppleマップではなくGoogleマップを使うユーザーが大多数。
特に「〇〇 near me(近くの〇〇)」検索は、外国人の定番です。スマホ検索が前提の行動設計
→ PCでのサイト閲覧よりも、「すぐ見る・すぐ行く・すぐ決める」行動が主流。
MEOで上位に出るかどうかは、“そのお店にたどり着けるか”を左右する要因になります。
2. インバウンドMEOで見るべき3つの軸
通常のMEO対策に加えて、インバウンド対策では以下3点が特に重要です。
① 多言語対応
店名・カテゴリ・説明文は英語は必須、できれば中国語や韓国語も
特に「restaurant」「cafe」「onsen」「vegan」「ramen」「sushi」など、検索されやすいキーワードの併記が効果的
② ビジュアル最適化
Googleマップ上では、写真が最大の決め手
店舗外観/店内/料理/スタッフの笑顔/メニュー写真 などを定期的に更新
写真の順番も重要(最初に表示される5枚が印象を決める)
③ クチコミ活用
外国語でのクチコミがあると信頼度が一気に上がる
過去に来店したインバウンド客に「Googleにレビューを書いてね」と声がけを
感謝を込めて返信すると、英語圏のユーザーにも好印象を与える
3. MEO施策とインバウンド導線の全体像
[ 旅マエ ]
SNS・YouTube → 公式サイト・観光サイト
↓(渡航・移動)
[ 旅ナカ ]
Google Mapで「near me」検索
→ MEO上位表示 → 写真/レビュー → 来店/予約
この2つをつないでこそ、インバウンド導線が完成します。
4. 成功している企業の共通点
実際にインバウンドMEOで成果を出している企業には、以下の共通点があります:
Googleビジネスプロフィールを丁寧に運用している(毎月写真や投稿を更新)
多言語・高品質な画像が掲載されている
スタッフが口コミに返信し、丁寧な印象を与えている
マップ検索からの導線に「予約リンク」「公式サイト」などがきちんとついている
オフライン(店頭・チラシ)でも「Googleでクチコミしてね!」と誘導している
こうした積み重ねが、信頼感と来店率の両方を引き上げるのです。
5. いますぐ始める、インバウンドMEOチェックリスト
| 項目 | 内容 | 状態 |
|---|---|---|
| 店舗情報の多言語化 | 英語・中国語・韓国語などに対応しているか | □ |
| カテゴリ適切化 | 「Japanese restaurant」「sushi」など正しく分類されているか | □ |
| 写真の最適化 | 外観・料理・スタッフなど魅力が伝わるか | □ |
| クチコミ誘導 | 外国語のレビューがあり、返信されているか | □ |
| 投稿・更新 | Googleビジネスプロフィールに定期的に投稿しているか | □ |
おわりに:MEOは「目に留まるかどうか」の勝負
インバウンド施策というと、派手なプロモーションを思い浮かべるかもしれません。
でも本当に効果があるのは、「その場で見つけてもらい、安心して選んでもらえること」。
つまり、**MEOは“信頼されて、選ばれるための仕組み”**なのです。
今いる場所で、今まさにスマホを見ている旅人の目に、自分のお店が映るかどうか。
この一点で、インバウンドの売上は大きく変わります。
「うちはまだSNSでの発信が少ないから…」というお店でも、まずはMEOから始めてみることで、大きな効果を実感できるかもしれません。

